熱いカラダ【完】

「つーか、俺こそミユが俺を好きなんて信じられない」

「わ、私は高校生時に階段で助けられた時から好きだったよ」

「……なんだよ。一緒じゃんか」

「えっ!?」

「俺も、電車で毎回見かける女、つまりはミユの事気になってたんだよ。まぁ完全に惚れたのは、階段で落ちるところを助けた時だけどな」

「な、なんで?」

「ミユ気づいてなかったかもしれないけど、別れ際俺の事見て、すっげぇ綺麗に笑ったんだよ。あれに完全に落ちた……」

「……」

「だから、酔っぱらってミユが誘ってきた時に、完全に気持ちがぶり返してたから断れなかった。寧ろ抱きたかったしな」

「……」

「……」

「……」

「……」


なんだ、一緒だったんじゃないか。
そう思うと不思議と笑みが漏れる。
そんな私を見て彼もハハッと笑いだす。


あーもー馬鹿みたい。


何をぐだぐだ1年間悩んでいたんだ私等は。
素直に気持ちを言えば、ずっと一緒にいられたんじゃないか。


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