熱いカラダ【完】

「ホテルでの甘い時間」




付き合ってから、実に丁度3か月の日のことである。



――お互いが社会人のため、中々会うことができない日にちが1週間程続くのも稀ではなかった。



けれど、今日は違う。
お互い会社が休みで、1日中一緒にいられる時間が久しぶりに出来た。



“時間”というのは、結構お互いにダメージを与えるらしく。
その日のミナトは、どうにもこうにも甘えたさん。



私とミナトは現在、お洒落なカフェテリアの椅子に向い合せで座っている。



そして、お互いの目の前には、苺のショートケーキと、モンブラン。
私がモンブランで、ミナトが苺のショートケーキ。



そして、ミナトが私のモンブランを「食べたい」、と言った一言から小さな事件、というよりはそれからの“甘い時間”の予兆を知らせるかのようになったのだった――。


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