好きの関係は人それぞれ

休日 /―Side 彰―


彼女というポジションに甘えるな。

と言う彼は、良くも悪くも他人に厳しいのだ。


勿論自分にも厳しいが。



しかし、あまりに愛おしそうに彼女の話をする彼に

いつからこんな顔をするようになったっけ?

と考える。




そもそもこの男はいつだって女に対して素っ気なかった。

今までだって小松さんのような曖昧な関係の女がいなかったわけじゃない。


でも彼女にするような束縛は誰にもしてこなかった。



仕事仕事でいつだったかあまりに構ってもらえない女が
『私たちは付き合ってるわけじゃないんだから』
と、男と出かけたりしていたが我関せず。

女としては妬いてほしかったんだろうが、全くと言っていいほど効果が無かった。




なのに


それが今じゃこれだ。

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