八千代は、両親を結核で亡くしある里に引き取られる。
その里は、忍びの里だった。彼女は、周囲の反対を押し切って忍術学ぶ。
が、ある時彼女は医者になる事を決意した―

―影法師―





  『生かすことと殺すことは紙一重』



この言葉は、わたしの人生をかえた。



―わたしは、影法師。



日向には、行かない。



皆を支える影。



   気づかれなくてもいいの。


笑っていてほしいだけだから。



でも、わたしは―



愛する人の、影法師になれなかった。




もしも、来世が存在するなら今度こそ―