きみは誰にも渡さない[完]

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「美香ちゃんごめん、せっかくのお休みなのになんか問題起きちゃったみたいで、会社に行かなきゃ行けないみたいなんだ…行ってもいい?」




そう。今日は二人がお休みの日曜日。





これからデートという名のお買い物に行こうとしてた訳で…





「大丈夫なの?私はいいから早く支度して!ほら、前田さん来るよ?」





電話に出た時の彼の様子からして彼が行かないと収集がつかないらしい。




今回もデートは潰れてしまったけど前のような不安はない。





だって彼の顔、私には謝ってるのに目の奥はすごい怒ってるのが分かるから。





確かに一緒に暮らすと嫌っていうほど彼が忙しいのが分かる。






でも、それと同時にいつも仕事を早く終わらせてきてくれたり私が好きそうなものを見つけると買ってきてくれたり…






今まで以上に彼を側で感じられている気がしてとても幸せ。





「美香ちゃん?また前田のこと?僕とデートする予定だったのにいいの?」





…と彼のヤキモチも健在。



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