死なない少女は妖の名を問う(弐)【完】

にい。 /第382回、スポーツ大運動会(5)

東堂さん






この試合、俺はこいつに勝つ。



明らかに俺を下だと思っているこの女に勝って、格の違いをみせてやる。そのつもりで、火侍方さんにお願いして出させてもらったんだ。



圧倒的な力の差で勝ってやる─────。



刀を抜いた。



「……二刀遣いなの?」



小春は首を傾げた。



「何か問題でもあるのか」



構えた二本の刀。



「……いや、別に」



小春はまた首を傾げた。






0
  • しおりをはさむ
  • 531
  • 476
/ 402ページ
このページを編集する