死なない少女は妖の名を問う(弐)【完】

いち。 /真面目、不真面目


「ふあああ~…」



大きなあくびが出た。
それを見たマリアが口を押えて笑う。



「ふふふ、小春ちゃん。大きなあくびですわね」



その通りですわよ。

何せ、私は今日!朝方!ナウ!で家に帰ってきたんだから。そりゃあもう、眠いです。滅茶苦茶に馬鹿みたいに眠いです。



「もう、あくび止まらないよぉ~…」


「小春ちゃんは猫みたいですね」


「それ褒めてるー?」


「ふふふ、褒めていますわ」




まあ、本能のままに生きますから。むしろ気を許したら完全に寝そうですから。


「よし、寝よう」


「駄目ですよ。もう時間ですもの」



────キーンコーン、



ジャストタイミングで一限目のチャイムが鳴った。



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