死なない少女は妖の名を問う(弐)【完】

さん。 /それよりもまずぅ‼‼




「────さてと!」



貰ったゲームを紙袋に突っ込んで、傘を手に取った。それを見た一つ目が私に近付いて来た。



『みーちゃん、もう帰っちゃうの?』



目は`遊んでくれないの?`って言ってる。



「沢山遊んだでしょ」

「………俺がな」



分かってるって‼
念押しで言うんじゃないよ!分かってるから!



『みーちゃんとは遊んでないよ?』



流石は子供。
体力の底を知らない。


一つ目の頭に笠をかぶらせた。



「一つ目も、もう第三官吏、長(オサ)になったんだから。遊んでばっかは駄目でしょ。ほら、仕事に戻って」


『ぶぅ────…』


「そんな事しても駄目」


『むぅ────…』



口を尖らせた一つ目は不満そうな顔で部屋を出て行った。





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