死なない少女は妖の名を問う(弐)【完】


『もう帰るのか。はる』



朱雀が言った。



「そうだなー…。帰りがてらここらを見て回ろうと思う」



高杉が無事に名を示されたわけですし。勿論、私も久々だし。どれだけ変わったか見ておこうかなってね。



『そうか。なら姑獲鳥を連れて行け』


「あ───…え───…う゛~ん」



だって姑獲鳥ずっと抱き着いてくるんだよなぁ。
あったかいけど。



「いいよ、別に────…」

『はるの契した妖怪がバレてもいいと?』

「ん゛‼‼⁉」



あっれぇぇ⁉
バレてるぅ⁉



『僕が分からないはず無い』

「ちゃんと寝せてたのに‼」



分かんないようにちゃんと抑えてたのに‼



『バレたくないなら姑獲鳥を連れて行くんだな』

「卑怯者────‼」



形勢逆転ってか!?




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