死なない少女は妖の名を問う(弐)【完】

さん。 /禁忌、地獄、桃色の髪

高杉くん







神楽と姑獲鳥のこのやり取りにも慣れてきた。


姑獲鳥はかなり神楽の事を気に入ってるようで、ずっと抱き着いては神楽に怒られている。



そんな二人の後を付いて行く。




────…なんだ?



偶々右を向いた時だった。


花があり木々が囲む茂みの中。

場違いな石畳の階段が見えた。その近くを流れる川には淡い光を放つ灯篭が流れている。




…もう、見る場所は無いと言っていなかったか?




前にいる二人を見た。
俺の方など見てもいない。



俺は何も言わず、階段へと向かった。



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