死なない少女は妖の名を問う(弐)【完】

いち。 /天然キャラ、元ヤンキャラ

目が覚めると、マリアが微笑んでいた。



「おはようございます。小春ちゃん。良く眠れました?」


「…はようございます。マリアさん、眠れた様です…、」



聞いたところによれば、私。
なんと四時限連続で寝ていたらしい。


なにそれ、怖い。



「私ちゃんと寝てた?」


「ふふふ、とても綺麗に寝ていましたよ…、みなさん頬を赤くしていました」



マリアはそう言うと、ニコッと笑った。




つまりそれは、
私の美しさにやっと気づいたってことか?



「…今更過ぎるんだよ。馬鹿者…」

「小春ちゃん、眉間にしわが寄っていますよ」



マリアはまた笑った。



「もうお昼です。
…そうだ。小春ちゃん、学食行きたがってましたよね?」


「うん、行きたい」



ザ、学食が見たい。



マリアは少し悩むと、
悲しげに「では行きましょう」と言った。






どうして悲しそうに笑ったのか、そう言ったのか。それは直ぐに嫌でも分かることになる。




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