死なない少女は妖の名を問う(弐)【完】

よん。 /隣を歩けない

沖蛇さん






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『宗司、』


元の姿に戻った八尋が俺に近付いた。



────バシッ!
俺の体を支える為に出した手を振りはらう。



「お前の為に呼んだんじゃない…勘違いするな!」


『………すまない』



たった一度抱いただけで彼女面する女と同じ。ただの一度だけの関係で、自分は特別だと思い込む女と同じだ。



「そーじ。ここのシワすごいよ?
いつもみたいにニコニコしたら?」



小春ちゃんが自分の眉間に指を当てながら言った。



「面白くも無いのに笑えない」

「いつも作り笑いの癖にー」



…それはそれ。



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