死なない少女は妖の名を問う(弐)【完】

よん。 /蛇の名を持つ者(後半)

────それから6年間。



のらに会えないまま六年が経った。
次第にのらの言葉も忘れていた。



その間、俺は毎日欠かさず稽古をしていた。
”紺藤さん”は俺に全てを教えてくれた。





「よっ!宗司!お待たせ!」





大きな声。大切な行事をしてるから静かにって言っても、数秒後にはこの大きな声で叫ぶ。そして、来たら必ず俺の背中を全力で叩くんだ。




「…っー、紺藤さん」




叩かれた背中がじんじんと痛む。


もう少し手加減してよね…。




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