漆黒の白雪姫【上】【完】

4 /龍神へようこそ

鳳凰side

「ったく、だらしねぇなお前ら」

「…申し訳ありません」


そこには新たな怪我人を含め、襲われた面子が音無に謝っている
鳳凰総長、音無は襲われたメンツを冷たい目で見ている


「天下の鳳凰がそんなんでいいと思ってんのか?あぁ?」

「…っすみません」


腕を組み、怪我人を見下す音無
この場にいない坂本以外の幹部達や、襲われていない面子は、その光景を鼻で笑ったり、冷たい目で見ていたり様々だ


昨日も鳳凰の面子は襲われたが、危険を感じた副総長の坂本が、他の幹部に止められながらも見回りに加わった

その為、相手を返り討ちにし、無傷までとは言わないが、かすり傷程度で済んだのだ



その所為なのか、昨日見回りに行った面子は怪我をした面子を鼻で笑い、見下している様だった


謝り続ける面子達に音無は












「お前らみてぇな弱い奴





鳳凰にはいらねぇよ











目障りだ











消えろ」








そう鼻で笑い怪我人達に言った




「っっ」




追放された面子達は目を見開き、絶望した




音無は詰まらなさそうに、面子達に背中を向け




「こいつら



捨てておけ」



「はい

オラッ!さっさと立てよっ!」

「っっぐっ!」


音無の命令により、数人の面子が怪我した面子達を強引に引っ張る

中には骨折している者もいる

「おいっ!そいつは肋骨が折れてんだ!
優しくしてやれよっ」

「あ?ならさっさと出て行けよ

総長が言ったろ?



弱っちい奴は鳳凰にはいらねーんだよっ!」

「ぐっ」

「っ、サツキっ!」

肋骨を折っている仲間を庇い、面子の前に出たが腹を蹴り飛ばされたのは金髪、サツキ

白龍に来ないか、と誘われた1人だ

そのサツキも左手と肋骨を骨折していた


「…サツキ、悪いっ」

「…大丈夫だ」


痛む肋骨の痛みに耐えながら、笑顔を庇った面子に見せたサツキ



すると、サツキは何かを決めた様に立ち上がった



「…今まで、ありがとうございました」


それだけ言って頭を下げると、他の怪我をした面子達を気遣いながら溜まり場を後にした











0
  • しおりをはさむ
  • 635
  • 4756
/ 451ページ
このページを編集する