漆黒の白雪姫【上】【完】

5 /パーティー

取り敢えずイキナリのボス登場に驚く私達

それを見てニヤリと笑った桐斗

「仕事の帰りだ

丁度仕事の報告を聞きたいと思っていたからな

…乗れ」


そう言うと、運転席からいつの間にか降りてきたマサさんが扉を開けてくれた


「…マサさん、いいですよ。ワザワザ」

「…ですが」

「あぁっ!!敬語もナシッ!
マサさんのが先輩なんすからっ!」

困っているマサさんに私が言うと


「遠藤さん。折れて下さい
でないと弥生は実行するまで口を効いてくれませんよ?」

すかさず煌河の助け舟
すると、うっと困り顔になったマサさんは溜息を零し

「…わかった。ほら、早く乗れ」

「ん。ありがとうございます!」

「ありがとうございます」


私らが乗り込むのを見て、運転席まで戻ったマサさん


「ふふ。マサ、やられましたね?」

「…あー言われたら、そう、せざる負えないだろ」


前では甲斐さんとマサさんの会話が聞こえる

「では動きます」

私が真ん中に乗り、両側にデカイ男に挟まれてる私って…


「…で?どうだった?」

「ヤクの使用と売人、24人

…裏に大瀧は間違いねぇ。だが証拠が、な…」


桐斗は昔から大瀧をよく思ってはいない

毎晩話をして聞いたことだ




「親父とお袋の死は、大瀧と叔父貴が噛んでる気がしてならねぇ

…親父は俺の憧れだ

ぜってぇ尻尾掴んで叔父貴と大瀧を潰してやる」



そう言っていた

…九条の前の組長は、抗争中に一条の親父を庇い亡くなった

九条の姐さんは、飲酒運転してきた車が突っ込んで来て事故死

…あいつらなら、可能性はある

そう思った私らは、裏でいろいろ調べている


「…話じゃ大瀧を条龍会の同盟に入れる事を考えてるらしい。一条の親父は」

「ですが、そんな事はさせません。
その前に一つずつ潰して行きます」


「…当たり前だ

これ以上奴らの好きにはさせねぇよ」


そう言った、桐斗に私と煌河は頷いた





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