漆黒の白雪姫【上】【完】

「それで、何処から潰していきますか?」


ニッコリと楽しそうに笑う甲斐さん


「先ずは、末っ子から

一番面倒だけど、桐斗の周りをウロウロされんのも邪魔だしよ

真ん中と狸はバックに一条が付いてんから、最後

末っ子が終わったらボンクラ息子…のがいいと思うけど」


そう、大瀧を潰す為の下積みだ



「…ああ。最近ウザくて仕方ねぇ」


心底嫌そうに顔を歪める桐斗だが、ふと何かを思い出した様にニヤリと笑った


「そうだ


お前ら、今度のパーティーに参加な」


…はぃ?


「…パーティーと、言いますと」

煌河と私の眉間に皺がよる

この時期のパーティーと言えば、条龍会同盟、傘下の集まるパーティーしか思い浮かばねぇ


ジンとして、動く様になってからは皇夜の側近として何度か出席した


…つーことは皇夜に会うって事

あの、女狐の勝ち誇った顔を見ないといけねぇと思うと気が滅入る



まだ完全に皇夜への気持ちは捨て切れてはいない

だけど、桐斗や白龍や煌河、九条の組員達のお陰で少しずつ前に進めているはずだ



「じゃあ、ジンとイチだな

しっかし久々の男装になるな」

ウィッグ手入れしとかねぇと。なんて私が言うと


「あ?何言ってやがる



















お前は俺の女としてパーティーに参加するんだよ」






桐斗の爆弾発言に私はまた固まるしかなかった








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