漆黒の白雪姫【上】【完】

5 /やれるもんならやってみろ

弥生side

「…マジで言ってんの?」

「あ?大マジだ」

「ふふ。諦めなさい?ミヤ
桐斗はこうと決めたら聞かないわよ?」

「と言うとこです。諦めましょう」

「…はぁ」


用意されていた、休憩室にいると隼人が一条が来たことを知らせにやって来た

またこっそり裏から入ると思ったら、正面から堂々と入ると言った桐斗に思わず溜息が…


そんな会話をしていると、あっという間に会場の前

馬鹿デカイ、狸親父の笑い声と甲高い女どもの笑い声に思わず目を鋭くさせた



「…さ、ここに入ったら後戻りは出来ねぇぞ?

2人共…いいな?」


そう。私らがこの状態でここに入った瞬間、勝負は始まる



まず手始めに女豹…

大瀧麗奈を潰すことから










一条と大瀧を潰す喧嘩が始まる







「愚問だな

もうとっくに腹を括ってる
じゃなきゃ、今日この場に私はいねぇよ」

「私もです

私は九条にこの身と心を捧げた身
なんの後悔もありませんよ」


私と煌河は笑って答えた

その答えに、桐斗もサオリも満足そうに笑った



「じゃあ行くぞ

…喧嘩開始だ」



そう言うと桐斗は妖艶にニヤリと笑い、煌河によって開けられた扉の中に私の腰をしっかり抱き入って行った



「…揃ったか」




桐斗の低く艶のある声が、騒がしかった筈の会場内にやけに響いた気がした


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