漆黒の白雪姫【上】【完】

5 /遅れた宣戦布告

皇夜side

ざわめく会場

…それも当たり前だ


『それでミヤは?
…ああ。ワザワザ兄貴自ら動くなんて…本当ミヤゾッコンだな?』


ワザとらしく、この前九条の屋敷にいた新顔の桔平の側近が話した事に反応した桔平


それにざわめく会場内

…それも、当たり前




あの死ぬほど女嫌いの桐斗さんが、自ら動くなんて…


だけど俺は桐斗さんが、弥生を九条に引っ張った事でそれは薄々感じてた




それより驚いたのは



漆黒の白雪姫、ミヤが…弥生だった事


そして、


黒騎士、ジョウが…煌河だった事













俺は…





全く知らなかった





裏社会で知らない者はいない、凄腕の情報屋
気分気ままの最強の情報屋



前に、白雪姫の噂が出た頃弥生に聞いたことがあった


『なぁ、弥生と白雪姫…どっちが凄いんだ?』

『…さぁ?
でも彼女とは仲良くなったよ。

意外に気があってね。情報を流してくれるらしい』

『へぇ。流石弥生』

『だろ?任せとけ』



そう自信満々に笑った弥生


…何故俺に黙っていた?

何故教えてくれなかった?


何故っ…








『兄さんは弥生がどれだけ傷付いて来たか、ご存知ですか?』

『お前は弥生の本音を聞いたことあるのか?』

『皇夜さんじゃ、弥生を幸せになんて出来ませんよ』






煌河、桐斗さん、桔平



弥生に九条で、別れを告げられてから、それぞれに、痛いところをつかれた



…なぁ、弥生



お前は










こうなる事を…




お前が俺の元からいつか、居なくなる事を…





分かっていたのか?









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