漆黒の白雪姫【上】【完】

6 /黒鬼

カツンカツンと静かなBARに響く桐斗の靴音

それに目を見開く鳳凰共

「…桐斗ぉ。来るなら来るで連絡しろよ」

「ジョウに連絡した
で?このクソガキ共は何なんだ?」

「…お前人の話聞いてるー?
ジョウじゃなくて俺にして?

今日はたまたま客いねぇけど、お前が来る時はここ、人払いしなくちゃいけねぇのに…
知ったの今だぞ!?今!」

呆れた様にそう言って、カウンターを叩く華
桐斗はそんな事全く気にしちゃいない

「すみません。華希
私がジョウに、連絡したのですよ

ミヤにすると頭に叱られますので

…まさか、この様な礼儀のなっていない餓鬼が居るとは思っても見なかったもので」

「あー。甲斐なら仕方ねぇ。うん」

「…華希てめぇ」


流石幼馴染3人
この面子で話しているのは初めて見たが、信頼感が感じられる

…それより



「…ぶふっ!
じょ、ジョウ!見ろよっ!奴らの顔っ!
あはははは!」

「…ミヤ?笑ってはいけませんよ?」

「お前も我慢してんじゃねーの!ぶふっ!」




華が桐斗と普通に話しているもんだから、すっげぇアホな顔して3人を見ていた


…まぁ、桐斗と普通に話せるなんて、条龍会のお偉方、若頭、九条組幹部や側近

華を一般人と思ってるこいつらが、冷酷非道と名のしれた黒鬼と、普通に話しているのを見て驚かない筈が無いが…



「ぎゃははははっ!ひー!もう!
き、桐斗!華!甲斐さん!もーだめっ!」



何故か私のツボに入った為、すっごく困っているのだ

…私のツボってそんな浅くねぇのに

すると


「…ミヤ、笑すぎだろ」

「だっ、だってよぉ…くくくっ」

「…はぁ」



桐斗を呼ぶと、華との会話を中断し真っ直ぐ私の方へ向かって来た

もちろん音無共はシカトだ




「…で?」

その一言で説明を頼んでいるであろう桐斗
…で?って、それだけかよ


私の額にキスを落とすと、そのまま私の腕を引くとソファに座った


…何故か私は桐斗の足の上に横抱きにされていたが



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