漆黒の白雪姫【上】【完】

それから俺と雅樹は、弥生の進めで白龍に入った

「お前らは力は十分強いよ
あと問題なのは


ここだ」


そう言って俺らの胸元を突ついた弥生


「桐斗さんや甲斐さんは、まだ中学生の貴方方に危険な仕事をやらせたくないというのが本音でしょう

ですが、それと同時にどこまで貴方方の精神面が強いか、強くなれるか見たかったのではないでしょうか?

恐らくお兄様方はお気づきです
2人が無理して笑って居ることも、女と遊んでいた事も


だからどうでしょう?
白龍で鍛えてみては。黒龍幹部として、総長にはお話してありますので」


にこりと笑って言った煌河だが、さらりとまたも爆弾を落とした


「ちょちょちょーっと待てっ!
お前!あ、あの黒龍の幹部なのか!?」


俺は思わず叫ぶ
隣の雅樹もあんぐりと口を開けている


既に黒龍は全国No.1のチーム
今と同じくメンバーも何もかもが謎に包まれたチーム


それをさらっと言ってしまった煌河に驚く俺ら


「ええ。白龍は黒龍の同盟
白龍は黒龍の皆さんをご存知ですからね

因みに、弥生も黒龍幹部です」


「「はぁ!?」」


「よろしくー!」


またも驚きの爆弾を投下してくれた、俺らの親友

2人の過去や黒龍の事を教えてくれたのは、2人が俺らを信じてくれた為


だから俺らは




「…頑張るよ。俺、絶対にもっともっと強くなるから!」



そう言った俺に弥生はとても綺麗な笑顔を見せてくれたんだ



それから俺と雅樹はガムシャラに、頑張った
組でも稽古や、兄貴の書類なんかの手伝いをできる物を進んでやった


そして、俺らを九条と香椎の弟と、特別視せず皆と平等に接してくれた白龍

普通に怒鳴られたし、殴られたりもした

でもそれは俺らを思っての事
それも嬉しかった俺らは、メンバーの為、自分らの成長の為

…そして弥生と煌河の為に頑張って俺は



中3で兄貴に少しずつ組の仕事を任せられる様になり、高1の冬白龍総長に使命されたのであった




今もまだ、兄貴達と比べられる声は多い

やっぱり凹むけど、少しずつ俺ら自身を見てついて来てくれる奴らが増えて来たんだ


ここまでも何度も挫けそうになる度、弥生の温もりで癒され、煌河の支えで成長出来た


…本当に2人には頭が上がらないし





大好きで大事な人たちなんだ






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