漆黒の白雪姫【上】【完】

2 /白龍

弥生side

「お父さん!今日100点取ったんだよ!」

「そんな事当たり前だ。馬鹿を言うな」

「お父さん、今日のお食事美味しくできたよ!」

「…なんだこれは!こんなんで満足出来ると思うな!
もういらん!」



…これは

「お父さん、大会優勝しました」

「…当たり前だ。お前は完璧にならなければいけないんだからな」

「…っ、ごめ、ごめんなさいっ!」

「98点だと!?ふざけるな!」

「痛っ…ごめっ、ごめんなさいっ!」



私の昔の…



「…お前、良い体になってきなぁ?」

「っっ!いやっ!…っっ!」

「…リエに似てきたなぁ。体も顔も感じる所も同じか…」

「い、やっ…」











「いやぁぁぁぁぁぁぁっ」

「弥生っ!弥生!?落ち着いて下さい!」

煌河の声でハッと意識を取り戻した
目の前には煌河の引き締まった胸板
私はしっかりと煌河に抱き締められていた

ゆっくり顔を上げて煌河の顔を見る

「…悪い。変な夢、見た」

そう言えば、またぎゅっと抱き締められた

「…随分と魘されてましたから
起こそうとしたのですが…」

「…大丈夫だ。ありがとな」

「いえ。礼には及びません」

そう言って額にキスを落とした煌河
時計をみればまだ夜中だ

ベットサイドに置いたペットボトルの水を煌河に渡され飲んだ

蓋を締めて口を拭こうとした時だ

「…零れていますよ」

「…あ、煌河っ、ちょっ…んっ」

ぺろっと口元から首筋を舌で舐められる
そしてそのまま下へ下への舌はおりて行く


辿り着いたのは何も身につけていない私の胸

「…っっ、あ…煌河、」

「…いいんです。貴女のせいではありません

私の我儘です」

そう言ってベットに再び組み敷かれた


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