漆黒の白雪姫【上】【完】

7 /告げる

弥生side

「…」

バイクを飛ばしてやって来たのは、鳳凰の倉庫

錆びの付いた倉庫や、周りを囲む柵と有刺鉄線
倉庫から漏れる光の中からは、下品な笑い声が聞こえる


ジャリジャリと砂利の上を歩き、倉庫に進む

すると足元が砂利からアスファルトへと変わり、コツコツと私のブーツの靴音が響く


「なんだぁ?お前」


すると目の前に人の気配
馬鹿にするような、軽い声が私にかかる

「新しい女じゃね?
総長に抱いてもらう為に来たのかぁ?
残念だなぁ。今日は無理なんだよ

なんなら俺が相手してやってもいいけどー?」

「つーかおネーサン。顔見せてよ

フード被ってちゃ顔見えないジャーン?」



私は今、黒のパーカーのフードを被っている


そしてパーカーの、ポケットに手を突っ込み下を向き顔は見えない


「…あらそう。
私、総長さんに呼ばれてるのよ

まぁ、でも相手してくれるなら」


下品に笑う男2人にクスッと笑って私は正面に、立っている蹴り飛ばした


ガシャァァァァン!!!


「カ、カズ!?

…てめぇ、コノクソアっ!!ぐはぁっ!」


蹴り飛ばした男はシャッターにぶつかり気絶
もう1人も鳩尾に一発くやてやると、腹を抱えながらぶっ倒れた


「…んだよ。相手してくれんじゃねーの?」


倒れた男の頭をブーツで踏みケラケラと笑う私


…つーか




「…チッ。ぶっ壊れなかったのかよ」



蹴り飛ばした男の衝撃で壊れたと思ったシャッターは歪んだだけ


ぶつかった音を聞いてか、近寄って来た鳳凰の奴ら


「…ふはっ。ここはいっちょ」





派手に行きますか







私はクスッと笑い、挨拶代わりにそのシャッターを







ガシャァァァァン!!!!!






ぶち壊した








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