漆黒の白雪姫【上】【完】

7 /総長の闘い

弥生side

この倉庫に立っているのは白い特攻服と黒のパーカー

鳳凰の奴等は気絶しているか、動けないかどちらかだ


静まり返った倉庫…


その中央に立っているのは2人の男




「…さて、静かになった事ですし。
そろそろ此方も本番を始めましょうか」


息も切らさずニコリと笑い傷一つない煌河


「…っはぁっ、てめぇっ…ゆる、さねぇっ!」


息を切らし、少し傷を付けフラつきながら煌河を睨む音無





…そう






残るは総長同士のタイマンだ















息を切らし、大変そうな音無に比べ、煌河は余裕だ


それもその筈

経験も体力も覇気も…何もかもが違う



奴が呑気に遊んでいる間にも、私らは辛い稽古や勉強などに励んでいたんだ

それに何度も抗争なんかに出て、修羅場や命の危険にも晒されて来た


メンタルも強さも覇気も






比べられない程差は歴然としすぎている







「ふふ。威勢だけは本当によろしい様で

…ですが












もう終いだ」


煌河がすっと目を細め敬語を辞めた





…さぁ、仕上げの時間だ







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