漆黒の白雪姫【上】【完】

8 /カウントダウン

皇夜side

「…で?この説明もう一度頼めるかな?」

「うっ…」


手足を錠で繋がれ、俺に髪を掴まれたこの女に優しく問いかける


女は痛みで呻き声をあげ、恐怖で震えている

…クスッ。まぁ当たり前だよね?





「…ねぇ、その口は飾り?

飾りなら…別に要らないよねぇ?」

「…ち、ちがっ!!」

「なら話せや





















その腹には存在しねぇ子供の事。


嘘までついて俺だけでなく、親父に条龍会それに











弥生を傷付け俺から離した罪は重いぞ?」


「っ…や、あぅ…」



俺の言葉に震えるこの女…



一条麗華

書面上は俺の妻

気持ちは全くない



そんでこの女は、一条トップである親父を初めとする俺、そして条龍会や裏社会全ての奴らに嘘を付いた




「…で?言ってごらんよ?」


「…あっ、…わた、しのっ…お腹に、はっ…


子供、はっ…いまっせんっ…


すべ、てっ…わた、しがっ…でっ、ちあげた…











嘘、で…がはっ!!」



「…クスクス。ねぇ?

なーんでバレたんだろうねぇ?」


俺は女の頭を床に押しつけた
痛みで苦痛に染まるその顔

弥生はもっと傷ついたんだ



お前はもっと痛い目に合わなくちゃならない







そう、この女






妊娠してなかったんだ







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