漆黒の白雪姫【上】【完】

8 /お仕置き

唯side

…悔しいっ

私は涙が止まらず、その場でしゃがみ込んで泣いていた
…でも、泣いてたってしょうがないっ


私が立ち上がったその時


「あれ?君って確か…鳳凰のお姫さまだよね?」

後ろから、ヘラヘラっとした声が聞こえて私は振り返った

「…誰ですか?」

そこには、一高の制服を着た所謂不良の男の子が立っていた

「あれ?でも今、神保と話してたよね?

何?鳳凰と白龍で取り合いしてるお姫さまって君なの?」

ツンツンに立てた金髪に、耳にはたくさんのピアス。そして鼻と口にもピアスをつけ、ニヤリと笑っていた



確かに私は鳳凰の姫と言う、存在だった
でも白龍は違う

取り合いしてるお姫さまって、もしかして…



「…はい」



私はそう言うと、彼はニタリと笑った


「まじ?ラッキー!!
停学明け早々超ラッキーなんですけどぉ!


…って事でちょーっと来てくれる、かな?」


そう言ってニヤリと笑った彼に、私は一歩後ずさる
っ、怖いっ



鳳凰にいても、こんな事無かった
その理由は、コロコロと姫が変わるから

だからそんな心配ないよーと野口君が言っていた


初めての事に、体が震え上手く体が動かない

そして


「っ!〜〜っ!?」

「ちょーっと眠ってて?












白龍を消して、俺ら青蜘蛛がここの天下とっからよ」




口に布を当てられ、薄れゆく意識の中でそう聞こえ、私の意識はプツっと切れた






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