漆黒の白雪姫【上】【完】

2 /拒絶

その日、教室に帰ることなく私達は帰った
そして黒を身に纏い、煌河と共に街へ出た


ここ最近、皇夜からの連絡はない
それと仕事の忙しさのおかげか、最近は私も落ち着いている

…このまま皇夜への想いが消えてくれれば


そう思っていた








いつも通りバイクを止め、B-shadowに向かう

だが、煌河の表情が何時もより険しい


「どうした?」

「…いえ。何か嫌な予感が」

煌河の嫌な予感は当たるからな

「BARか?」

「…恐らく」

イヤホンを耳に着けた煌河は冷たい目を細めた
すると、私を見て



「…音無桃弥、坂本慶哉、野口大都が店に来ています

どうやら音無が、華希さんにつっかかっていますね」

…面倒だなぁ、おい
気付けばBARはもう目の前

裏から入る手もあるが…それはそれで煩いだろうから黙らせてやろう

そう思い煌河が黒く大きな扉に手をかけた




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