【完結】にゃんだふる恋愛主義



閉ざしていたまぶた。

次に開いた時、公園の空はそこには無い。


目の前、広がるのは白い天井。

見覚えが、あった。



「みぃ、おはよう」



ぼうっとその白を目でなぞるあたしに

ふわりと声が降ってくる。


広いベッド。


いつもと同じ枕の上で

あたしはのそりと目線を上げる。



「……玲」



半分ぼんやりとした意識の中。


口にしたその名に

飼い主が微かに眉間にしわを刻む。


見逃さなかった。

だけど……見ぬフリして、顔を背けた。


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