【完結】にゃんだふる恋愛主義

第四章 /優しい夢と夜



どれくらい、そうしていたか分からない。



広いベッドの上

あたしは玲の腕の中、彼にピッタリと肌を合わせたまま、動かない。


あたしを飲み込む温もりに身を委ね

トクントクン、リズムを刻む玲の鼓動を聞いていた。


心地よい沈黙の後

あたしを抱き締めたままの玲の声がふんわり落ちてくる。



「―――みぃ、今日どうする?」



突然の言葉。

“どうする?”の意味。


分からず顔を上げると

彼はあたしを拘束する腕を緩める。


温もりが、離れていく。


心にすきま風。

急に、現実感。



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