【完結】にゃんだふる恋愛主義

第五章 /イラナイモノ



眠りに付く、一瞬前。


いつだって、少しだけ

心が震えた。



眠りにつく度、怖い夢を見た。

だけど、この日は違った。



浅い眠りの中。



夢の中、白い世界で

玲が小さく笑ったような、気がした。



……あ、いい夢。



薄れる意識の中。

ぼんやり思って、夢に身体を委ねる。







……何も知らないあたしが


幸せでいられた

最後の瞬間だと、知らずに。


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