【完結】にゃんだふる恋愛主義



―――遠くで

誰かの話す声が、聞こえる。



それに気付いて、あたしはそっと瞼を持ち上げる。



目の前、広がる白い天井。

いつの間にか、眠ってしまっていたらしい。



「―――」



布団の中

身体を横たえたまま、そっと耳を澄ませてみる。


薄暗い部屋。

ぼそぼそ響く2つの声。


その主が分かった、その瞬間。

心臓がギクリと強張ったのが分かった。



思わずこっそりと布団から顔を出す。



パソコンデスクの前。

並ぶ2つの背中。



……見覚えが、あった。



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