【完結】にゃんだふる恋愛主義

最終章 /玲と“みぃ”





―――……



「はい、上がって」



辿り着いた、マンション。

玲が扉を開くと、あたしを中へと招き入れる。



“とりあえずマンションへ戻ろう”


玲のその提案に素直に頷き

あたしは再びこの部屋へ足を踏み入れていた。


たかが1週間ぶりなはずなのに

酷く懐かしいの部屋に、何だか胸が熱くなる。


廊下を歩んだ先にある洗面所にあたしを招くと

彼は風呂場を小さく顎でしゃくって、笑った。



「とりあえず、お風呂入っておいで。服洗っといてあげるから」

「あたしは後でいいよ。玲だって、風邪引いちゃう」

「駄目。みぃが先。だから早く入って」



きっぱり捨てられる彼のその言葉。


少しだけ考えてから

「ありがとう」素直に甘えることを決めて、頷いてみせる。


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