【完結】にゃんだふる恋愛主義

最終章 /にゃんだふる恋愛主義



―――……



「結局、玲にとって、あたしは何なの?」

「ぶっ」



帰り道の、住宅街。


隣で、肩を並べて歩く玲が

あたしの言葉に、盛大に吹き出す。


だけど、動じず、じっと彼を見上げるあたしに

彼は少しだけ困ったように、だけど優しい笑顔をくれる。



「だから、“特別”だって」

「特別って?」

「うーん。何て言えばいいのかな」



抽象的な彼の言葉。

上手に掴めず、食い下がってしまう。


彼は広がる青い空を小さく仰ぐ。


雨上がりの清々しい空気と

優しい日差しが、どこか心地よい。

0
  • しおりをはさむ
  • 4435
  • 822
/ 468ページ
このページを編集する