【完結】にゃんだふる恋愛主義





「それより、珠恵ちゃん。今日もどこか出かけるの?」

「え?」



唐突な彼女の言葉。


思わず目を丸くするあたしに

彼女はリビング奥のカーテンに手を掛ける。


庭へ続く大きな窓。

開け放たれて、舞い込む風が気持ちいい。


今日もいい天気になりそうだ。



「だって、珠恵ちゃん。学校の後、毎日どこか寄ってるみたいだから」

「え?」

「学校終わっても、ご飯ギリギリまで帰ってこないでしょう」



そう笑って振り返るおばさん。


手にしたシャツの白が

太陽の光を反射して、ちらりと光る。



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