faveur ~寵愛~ Ⅰ 【完】

Ⅲ /思惑





―――――――――………



二日、その地下室で過ごした。


広登も同じ部屋に寝泊まりしたが、必要以上にあたしに迫ってくることはなかった。



「美優菜」

「うん?」


広登とあたしの分のコーヒーを淹れ、広登の前に一つ置く。


「ありがとう」と一言言った広登はいつものようにあたしの腰を抱き隣に座らせる。



「明日から学校行くか?」

「えっ、いいの!?」


「あぁ。 明日、月曜だしな」


…明日、月曜なのか。

完全に曜日感覚が狂ってる。



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