Crazy Heart Again③(完)

第十一幕:血に染まる街 /捕えられた唇




「あれ、学校行くの?」



朝早くからハツと炎治ん家に向かうと、彼は制服姿で出てきた。




「まぁね。そろそろ親も心配してるから。あ。初祢もいい加減学校行けよ? おばちゃん心配して電話かけてきた」



“俺と初祢が付き合ってるとか決めつけんだぜ?”とぶつくさ言いながら、彼は歩いていく。




「あ……っ、ごめんね、エン」



ハツが気まずそうに叫ぶと、炎治は手を振って歩いていった。





ハツはそんな炎治をじっと見つめていた。





愛しそうに。


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