Crazy Heart Again③(完)

第十二幕:女走り屋の立場 /嘘つきの終焉




◆  ◆  ◆  ◆




ヴォオオンッ!


単車のエンジンを唸らせて待ち合わせ場所である国道のファミレスに向かうと、そこにはすでに炎治がいた。




「どういう心境の変化? カタセユキと付き合ってんでしょ?」



探るような目付きをシカトして、アタシは炎治に歩み寄る。




「だから、別れたいの。協力してよ」



信じられない、とでもいったように、彼は盛大なため息をはく。




「もっとも、炎治がアタシより強ければの話だけど」


「……どういうこと?」



0
  • しおりをはさむ
  • 38
  • 3343
/ 446ページ
このページを編集する