Crazy Heart Again③(完)

第十四幕:進んで止まる /バイヤー




──“それ”は、いきなり告げられた。






「え?」


「だから、ばあちゃん死んだの」




莉奈ちゃんから告げられた“それ”。

はっきり言って、それがどうした、としか思えなかった。




だからアタシは、“あっそ”と呟き、スクバを背負って居間をあとにする。





が。



「お母さんの入院費、払えなくなる」




おもわず振り返って莉奈ちゃんを見ると、彼女は髪をかきむしる。




「でも、朝見先生に言ったら、お母さんを退院させるのは危険だろうって言われた。家にいるの、アタシ達しかいないから」


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