Help (完)

第六幕:マシロの罠 /第一回目の勝負



────翌日はバイトも珍しく22時で終わったから、コンビニでスイーツを買ってから節南さんの部屋に行った。合鍵で扉を開けると、玄関に靴は3つ。




だれがいるんだろう?

首を傾げながら廊下をまっすぐ歩いて、あのずっと監禁されていた部屋の扉を開ける。




「おっ。華凛おせぇー!」


「あ、華凜ちゃーん」


「こんばんは、華凛ちゃん」



ソファーに座っていたのは、2人。

ひとりはベッドでごろごろ転がっている。



「こんばんは。今日はゆきくんも衛藤さんもいるんですね」



ソファーに座っている衛藤さんに声をかけると「佳那汰に事情聞いたから」とニッコリ笑ってくれた。




「心配だから、僕や樰士も、可能な限りここに来ようって佳那汰と決めたんだ」


「そうなんですか? 嬉しい!」


「そーいうこと。これで華凛も安心だろ?」



衛藤さんの隣に座っている佳那汰がにっと笑う。

手にはプリン。



「うんっ。ていうか、そのプリンおいしそー! これと交換っ」



買ってきたスイーツを差し出すと彼は嬉しそうに笑ってくれて。それからは、まぁ、一緒に食べましたとも。




ごちそうさまでした!




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