コタエナイトイ (完)

第七幕 /[邪魔かな]






「おはよー、胡羽」



教室に入ると舞ちゃんが挨拶してくれた。



小さく頭を下げるだけで無言の私をクラスのみんなが何とも言えない顔で見ているのには気づいていた。




まだ始業ではないから冷房はついていない。


節電だなんだって言われているせいで朝休みは冷房がつかなくて、教室は蒸し暑い。




開け放った窓からは、まだ8時だっていうのに真っ青な空とさんさんと照らす太陽。


校庭の木にとまる蝉の声がやかましい。






──今日は補習最終日だ。


茜は最後まで復帰しなかった。


0
  • しおりをはさむ
  • 12
  • 3343
/ 436ページ
このページを編集する