コタエナイトイ (完)

第七幕 /『バラしたの?』






「あの頃、俺とユージ学年で唯一髪染めてたろ」



彼はハンバーガーを平らげてから口を開いた。



「俺もあいつも初等部からだから、超頭良い国立附属ってのがつまんなくてさ、夜、不良みたいに地べたに座り込んで語ってた」




そう話す駿は少し恥ずかしそうだった。



「興味本位で、酒も飲んだ。タバコも吸った。……その現場を茜に撮られて。退学なりたくなかったら言う事訊けって」


「……それで従ったんだ」


「まさか。いつもさ、4人で遊んだ時ユージと茜を残して帰ったの覚えてる?」


「うん」



彼はテーブルの上に手を組んで、俯いた。




弱々しい彼に少しだけたじろぐ。


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