コタエナイトイ (完)

第八幕 /『誰と私を』



そのまま、毎日病院に行って、3人で語って、って生活をしていると後期の補修が始まった。




「おはよ、胡羽」



舞ちゃんはやっぱり笑顔で挨拶してくれて、会釈すると、少しだけ寂しそうに微笑んだ。



席に座っていても、何人かのクラスメイトに挨拶されるけど、相変わらず同情にしか思えない。




「そういえば、胡羽」


「っ」


肩に手をかけられて振り返ると、ピンクのシャツを着た美也子。



「茜、来ないの?」


「……うん。同情されたくないって」


「……そっか」



美也子も寂しそうだ。


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