コタエナイトイ (完)

第三幕 /[守るから]





「おはよ、胡羽」



どきり。

肩が飛び跳ねた。




登校中に話しかけられる事は……





ある。うん、あるんだよ、普段からでも。




でも、それはカバンで殴られたりするだけであって、何もされずに名前を呼ばれる事はありえない。




恐る恐る声のした方を振り返ると、茶色くて長い巻き髪の女がいた。

綺麗にブローされていて艶が見ているだけて分かる。




今日の彼女は白いシャツにピンクのリボン。指定の灰色チェックのスカート。


くるんとしたまつ毛も可愛い。でも多分化粧はほとんどしてない。

ベビーフェイスが愛らしい。




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