天使を殺したあたしは。(完)

第二幕 /未来






──どうしよう。

なぁんて思いながらも、鏡に向かって、いまあたしにできる精一杯の化粧をした。

いつもより丁寧に、ひとつひとつを時間かけて。

髪の毛だって、いつも金髪をストンと下ろしてるだけなのに何度もブローしてみたり。





──本当に、イイの?


思うだけで、行動に迷いなんてない。

らしくないオフホワイトのニットワンピ。丈は膝上15センチ。黒のサイハイブーツのヒールは7センチ。黒のファー付ジャンパーで甘くなりすぎないようにしめる。そしてそれが、不良らしさから逸脱させない手助けをしていた。




これで、不良の中にいても悪目立ちはしないけど、璃都さんに話しかけれる可愛さも持ち合わせれているはず。





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