天使を殺したあたしは。(完)

第二幕 /友達






────それから璃都さんは、仲間内での会話に戻ってった。

仲間内ってのは、璃都さん含む4、5人のイケメン達。仲良さそうに世間話する彼らを見守る野次馬は、自分も話しかけたくてうずうずしているけど、恐れ多くて誰も割り込めない。


そんな雰囲気なのに割り込んだあたしって……相当すごいことしたのかも。





なんて未だにバックンバックン暴れる心臓をぎゅっと抑える。




璃都さんは、そんなあたしに見向きもしなかった。けど、“どっかいけ”なんて雰囲気も感じないから、まだ足に力が入らないあたしは、助かってる。

だって、話振られても、緊張して何も話せないし。






じっと、彼を見てるだけで、きゅうっと苦しくなる。






見てるだけで飽きない人──






「よかったな」




その時だ。あたしの座る単車にもたれてきた、ひとりの男。




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