天使を殺したあたしは。(完)

第三幕 /中3






「────で、それから音沙汰なく?」


「うん……」


「ありえないっ!」





隣で菜月が喚く。

"あの"メイ事件を遠くで見ていた菜月は、翌日にあたしに「おめでとう」って。そして「それで?」と訊かれた。




何を隠そう、あのあと、野次馬(ギャラリー)がうるさくなってきたから……って言った璃都さんに連れられて場所を移動したのだ。……まぁ、あたしは璃都さんでなくナギの単車に乗せられたんだけどね。

で、まぁ、すべてが終わってからで遅いけど、メイって大事な友達とかじゃないよね? って訊かれたから頷いて、「なら良かった」って微笑まれて。







……それから、璃都さんやその他数名の仲間でわいわいしてたのを眺めて、終わり。

璃都さんは「じゃあ」って帰って行って、あたしは当たり前みたいにナギに送られた。





それだけ。





……それから、なんっにも、ない。




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