天使を殺したあたしは。(完)

第一幕 /不穏な輩






────待てど待てどもカミサマはこない。

毎日お洒落してた菜月も、3日ぐらいで飽きたのか、いつも通りのショーパンとスカジャンに戻って、その頃にはまた何もなかったかのように一緒にたむろするようになった。





「ごめん」も何もなしに、気付けば隣に座って、バカ話。

大抵菜月が恋話(コイバナ)するだけで、あたしは相槌打ちながら……もう会えないって分かってながらも、カミサマを探してた。






単車の音がしては過剰に反応して、別人でガッカリ。

初めて見た日から1週間はあっという間で、周りのギャル達もあの1日はもしかしたら夢だったんじゃない? なんて言い始めて。









……ほんとに夢だったのかな?






鼻の奥がツゥンとして、たまらなく泣きたくなった、その時!







ヴォンヴォン!


けたたましい単車の音がした。




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