天使を殺したあたしは。(完)

第五幕 /アザカ












──────パンッ、と響き渡るぐらい盛大な平手打ちをされたのは、15年と半年生きてきて初めてのことだった……。









漫画やドラマみたいに、叩かれた右頬を自らの右手で押さえる。

わずかに左を向いてしまった顔を元の状態に戻すこともできぬまま方針状態。







「サイッテー!」





泣き叫ぶオンナ──



だれ? って気持ちと、何で殴られたの? って疑問が頭を支配して、あたしは現状がつかめずにいた。






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