天使を殺したあたしは。(完)

第五幕 /来訪者






美星街に戻った頃には辺りは真っ暗。もう日付をまたごうとしていた。

璃都さん達はアレから追ってはこなくて、ほっとしたけれど同時に怖くもなる。




だって、今後コンビニに出た時、いつ彼らがやってくるかも分からない。

いつ冷たい目で見据えられるか分からない。



そう思うだけで出歩くのがひどく恐ろしい行為だと思えてきて、あたしは翌日から橙馬さんの誘いを断るようになった。






あたしの気持ちを察してか、橙馬さんは強制はしなかった。




「行ってくる」


「行ってらっしゃい」




玄関で頭を撫でられ、あたしは部屋に独りぼっち。

連絡を取るような友達もいなくて手持無沙汰なあたしは、ただスマホで自殺方法を検索する。





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