Help Ⅳ(完)

第十四幕:裏切りの連鎖 /人身御供






「もしかして、華凜のとこの修学旅行って、手抜きか?」




修学旅行2日目。バスに乗ってやってきた、昨日とは違う大きな遊園地。今日はここで夜の20時まで遊ぶのが全日程だ。

一応、あらかじめ決まっていたグループで回らなくてはいけないのだけど、いかんせん私のグループには"あの子達"がいる。




速攻、無言で別行動決め込んだ私にすぐに近づいて来てくれた、ひーくん、ミカちゃん、春、廉哉くん、佳那汰御一行。

そして最初に佳那汰が笑って吐き捨てた言葉がそれだった。



私は、苦笑いするしかない。




いや、たしかにそんな気は、とてもする。

でも、有名な遊園地だし、日程に組み込めば生徒も文句言わないだろうし……なんていう理由もある気がする。

だから、良いんじゃないだろうか。おかげでこうして、学校も違う彼等と行動を共にできているのだし。





「まぁ、結局一晩かけて探っても節南の居場所はつかめなかったし……こんだけのメンバーで固めてりゃ、節南も簡単には近づけないだろうしさ。……遊ぶか!」


「うん、遊ぶーっ! パーク限定の甘いモノ食べにいこ!」


「上等!」






スイーツ仲間の佳那汰もいる事だし、これは、スイーツ全制覇を目指すべきじゃないでしょうか!?



0
  • しおりをはさむ
  • 197
  • 3317
/ 431ページ
このページを編集する