Help Ⅳ(完)





なによ。なによなによなによ。

だから、こんな一方的で密接なスキンシップは辞めてっていつも言ってるのに!




急に、攻め立てるような行いは嫌なんだってば!








かき回されてんのは口の中のはずなのに、無性に脳内をかき回されてる気がする。

頭でなにも考えられなくなって。





ただ、苦しいって思いながら必死に意識を保つ。







「っは、……ん!」




ようやく離れた唇。

みだらに銀糸が伝ってしまい、それを吸い取るかのように、節南さんは最後に触れるだけのキスを寄越した。





肩を上下させながら、口も大きく開けて荒い息をしなければならないほど乱された私は、ぼぅっと、唇を舐める節南さんを見つめる。







頭おかしくなるほどのキスしてきたっていうのに、彼はカラッとした態度で、まだまだ余裕って感じ。

むしろ、物足りないって言いたげに、顎に伝った唾液を舐めるんだから……





私のものかもしれないそれを当たり前みたいに舐める行為が無性に恥ずかしく思えて、カッと全身が発火したかのように熱くなった。







──バタンッ


その瞬間。私の体は限界を迎えた。






その場に倒れて、そのまま──




0
  • しおりをはさむ
  • 197
  • 3311
/ 431ページ
このページを編集する